日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹腔鏡検査における内視鏡カラーテレビシステムSK-1057の検討
関谷 千尋長谷部 千登美佐藤 仁志高橋 篤矢崎 康幸並木 正義
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1984 年 26 巻 3 号 p. 433-439

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抄録

 肝疾患の診断,病態の的確な把握に腹腔鏡検査は欠かすことのできないものとなっている.しかし,腹腔鏡検査は多くの人が集まって,同時に検討したり,多数の専門家を養成するには何かと困難がある.そのような問題を克服するには内視鏡テレビシステムの開発が望まれる.今回,われわれは腹腔鏡検査にも使用し得る超軽微で超小型のカラーテレビシステムSK-1057(新光興器製)について検討した.SK-1057の操作性は非常によく,町田製のRJ-500を用いると腹腔内観察に十分な光量が得られ肝表面像の微細な変化を判読するのに十分な解像力や色調を得ることができた.また,新人教育や術者の養成に要する時間を短縮することができた.SK-1057は動的観察のみならず教育的観点からも極めて意義あるものと考え報告した.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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