日本消化器内視鏡学会雑誌
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一般健康住民の胃粘膜変化
郡 大裕, 鈴木 邦夫, 加藤 卓次, 藤木 典生, 三崎 文夫, 川井 啓市
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1985 年 27 巻 5 号 p. 715-725_1

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抄録
愁訴がなく胃内に局在性病変を有しない一般健康住民176人を対象に,4点生検を加味した内視鏡的Methylene blue染色法を施行し胃粘膜変化について検討した.腺境界は加齢と共にopen typeが増加する傾向を認めたが60歳代ではCoが35.7%を占めた.腸上皮化生の出現頻度は加齢と共に増加する傾向を認めたが,60歳代では非化生例が35.7%を占めた. その後,同一例について2年間経過観察を50例,4年間経過観察を32例施行した.腺境界の変化は2年経過例で20.0%,4年経過例で28.1%に認め,変化例は30歳代および60歳代に多かった.腸上皮化生粘膜の分布領域,分布状態の変化は2年経過例で20.0%,4年経過例で37.5%に認めた.変化例の年代別の差はあまり認めなかった.非化生胃に化生粘膜が新たに出現した例を7例認め,前庭部小彎側に多く,散在性で陥凹型が多く,50歳代に多かった.経過観察例をまとめると,2年経過例で36.0%,4年経過例で53.1%に胃粘膜変化を認めた. 慢性胃炎の発生,進展には多くの因子が関与していると思われ,個人差が大きい.胃癌との関連性を検討するうえでも,今後多施設での集積検討が必要である.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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