日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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悪性黒色腫に合併した表在陥凹型食道癌の1例
児玉 正岡野 均大石 亨佐藤 達之丸山 恭平西田 博今村 政之内田 秀一堀口 雄一小林 和夫岸本 三郎瀧野 辰郎
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1986 年 28 巻 10 号 p. 2314-2317_1

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抄録
 患者は72歳,女性,悪性黒色腫の診断で皮膚科にて化学療法および放射線療法を施行.施行後,軽度嚥下困難があり,食道・胃腸透視を行なった所,胸部中部食道(Im)に不整な陥凹性病変を認めた。内視鏡検査でも歯列から30cm部に1/3周を占める,退色した陥凹性病変が認められ,ルゴール液撒布で同部は不染であった.内視鏡的に表在陥凹型食道癌と診断した.生検組織で扁平上皮癌であった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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