日本消化器内視鏡学会雑誌
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Mallory-Weiss病変を合併した特発性食道破裂(Boerhaave症候群)の1例
木山 輝郎笹島 耕二林 久太佳鄭 淳山下 精彦恩田 昌彦
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1988 年 30 巻 4 号 p. 730-733_1

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抄録
症例は59歳男性.数日来飲酒後嘔吐を繰り返していたが,吐血,下血,背部痛があり,突然ショック状態となり,緊急入院となった.15年前に胃穿孔にて胃切除術の既往がある. 入院時内視鏡所見では下部食道左後側壁の深い裂創と食道胃接合部直下にも浅い裂創を認めた.さらに,食道造影検査にて下部食道より造影剤の漏出を認め,特発性食道破裂とMallory-Weiss症候群の合併と診断した.症状軽減し胸水の貯留も認めなかったので,絶食,抗生剤投与,中心静脈栄養による保存的治療を行った.第22病日の食道造影検査では造影剤の漏出は認めず,内視鏡所見でも下部食道に瘢痕を残すのみであった.発症後24病日より経口摂取を開始し,第30病日に治癒退院した. 内視鏡検査により治癒過程を観察しえた特発性食道破裂にMalloryT-Weiss症候群を合併した症例を報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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