福岡大学筑紫病院内科消化器科
福岡市医師会病院
福岡赤十字病院
1989 年 31 巻 6 号 p. 1550-1555
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症例は58歳,女性.近医での胃X線検査にて,胃体下部に隆起病変を指摘され来院した.胃内視鏡検査にて,胃体下部前壁に頂部に陥凹伴う粘膜下腫瘍を認めた.胃X線検査にても同部に表面滑な中心に不整形Ba斑を伴う隆起病変を認めた.これらの所見より胃カルチノイドを疑ったが,生検診断は毛細血管性血管腫であった.胃内視鏡検査,X線検査後下血をきたし,2カ月後の胃内視鏡検査,X線検査では,病変は消失していた.経過中消失した興味ある胃血管腫を報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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