日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹腔鏡検査におけるNLA変法麻酔の有用性
荻原 泰杉本 元信
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1990 年 32 巻 2 号 p. 407-413

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抄録
 腹腔鏡検査時の被検者の苦痛を最小限にとどめるため,ジアゼパムとペンタゾシンを用いるneuroleplanalgesia(NLA)変法麻酔を応用し,その有用性を笑気ガス吸入麻酔,局所麻酔と比較した.対象は肝疾患患者60例で,各群20例となるように無作為に麻酔法を選別し,検査中と24時間後の愁訴をアンケート調査した.検査中は血圧,脈拍の変動をチェックし,一部の例では血液ガス分析を行った.また,検査1週間後に肝機能検査を実施した.その結果,NLA変法麻酔は他の麻酔法に比べ検査に伴う愁訴の軽減に有効であり,特に本法による検査中の全体的苦痛,検査中,検査後の腹部膨満感の軽減作用は局所麻酔より有意に強かった.血圧の変動は局所麻酔と同様であった.薬剤性肝障害はみられなかった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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