日本消化器内視鏡学会雑誌
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フルニトラゼパム静注による内視鏡検査時の鎮静法の有用性について
中尾 照男永井 米次郎関原 正小井土 昭二郎
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1990 年 32 巻 3 号 p. 638-641

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抄録
 83症例,107件の,ERCP,内視鏡的乳頭切開(以下EST),食道静脈瘤硬化療法(以下硬化療法),大腸鏡の患者にベンゾディアゼピン系の薬剤フルニトラゼパムを用いた鎮静法を行い,その効果を調べた.投与量は,0.025mg/kgとし,生理食塩水で10m1に希釈して使用した.100%閉眼し鎮静状態が得られた.90%(107人中96人)に呼びかけに対する反応(以下呼名反応)が認められた.93%(30人中28人)に健忘効果を認めた.覚醒に要した時間は平均186分であった.40%以上の収縮期圧の低下は5件(4 .6%)一過性の興奮や多弁は4件(3.7%).痛みの記憶だけ残っているというのが7件.血管痛は只1名のみであった.フルニトラゼパムを用いた鎮静法及びその強力な健忘効果は内視鏡検査に非常に有用であった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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