抄録
化管腫瘍・ポリープに対する内視鏡的治療法にはさまざまな方法があるが,ヒートプローブ法は通常の高周波電流を用いたポリペクトミーでは治療が困難な広基性・扁平ポリープの治療に効果がある.さらにヒートプローブ装置の加熱用プローブに改良を加え,先端部を4.5mmと大型にして腫瘍の広い面積を焼灼できるように工夫した.したがって1回の通電によってより広い範囲を焼灼でき,より少ない熱量で病変部の治療ができた.改良型プローブを用いて,その安全性についての基礎的検討の後,臨床応用がなされたが,扁平な大腸ポリープ2症例に対して安全に,効率的に治療ができた.