日本消化器内視鏡学会雑誌
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下血を契機として診断し得た下部消化管静脈瘤の1例
嵯峨山 敦藤瀬 雅史澤田 博明新美 百合子周防 武昭
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1993 年 35 巻 4 号 p. 800-804_1

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抄録
 症例は24歳,男性.大量の下血のため緊急大腸内視鏡検査を施行し,横行結腸中央部を除く大腸ほぼ全域および小腸の一部に連続する静脈瘤を,更に上行結腸粘膜面より血液のにじみ出しを認めた.しかし上・下部消化管内視鏡,透視検査で他に出血源はなかった.選択的腸間膜動脈造影で異常動静脈交通,門脈閉塞を認めず,腹部CT・超音波検査でも門脈圧亢進を示唆する所見は得られなかった.他の合併疾患もなく,先天性の血管異常が成因と考えられる下部消化管静脈瘤と診断した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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