東京女子医科大学消化器病センター
1993 年 35 巻 8 号 p. 1868-1872_1
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症例は83歳,女性.主訴下血.早期胃癌と胃潰瘍病変に加え,十二指腸球部から下行脚にかけて黒色点状色素沈着を認め,組織化学および電顕所見より十二指腸メラノーシスと診断した.胃癌を内視鏡的に治療しつっ18カ月間に渡って経過観察したところ,胃潰瘍の瘢痕治癒と並行して色素沈着が消退した.患者は降圧剤を服用していたことから,薬剤の影響の下に消化管出血が加わって色素沈着が惹起された可能性があると推定される.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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