日本消化器内視鏡学会雑誌
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経口胆嚢鏡(POCCS)により截石可能であった総胆管および胆嚢結石症の1例
野田 裕藤田 直孝小林 剛木村 克巳渡邊 浩光長南 明道八子 章生望月 福治
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1994 年 36 巻 1 号 p. 123-129

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抄録

 経口胆嚢鏡(POCCS)により総胆管および胆嚢内の結石が治療可能であった1例を経験した.症例は80歳男性で,上腹部痛,黄疸を主訴に当科紹介入院となった.ERCPにひきつづき内視鏡的乳頭括約筋切開術(EST)を施行し,総胆管結石を除去した.次いで,POCCS下に電気水圧衝撃波結石破砕装置(EHL)を用いて胆嚢結石を破砕,截石した.胆嚢管が拡張していたため,子スコープは胆嚢内に容易に挿入でき,複数回の処置が可能であった.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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