日本内科学会雑誌
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II.難治性の病態
3.注意すべき日和見感染症
住田 圭一乳原 善文
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2013 年 102 巻 10 号 p. 2631-2638

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抄録
リウマチ・膠原病疾患の治療においては,ステロイドや免疫抑制薬に加え,近年,抗TNF-α抗体や抗IL-6受容体抗体などの生物学的製剤が積極的に導入されはじめ,飛躍的な治療効果が得られている一方,免疫不全状態を背景とした日和見感染症の発生頻度の増加が問題となっている.今後も,リウマチ・膠原病診療において新規薬剤による治療成績の向上が期待されるが,それと同時に各種病原体による日和見感染症へも注意する必要がある.
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© 2013 一般社団法人 日本内科学会
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