大阪医科大学第2内科
高槻赤十字病院外科
1994 年 36 巻 1 号 p. 130-136_1
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症例は72歳男性で,多発性骨髄腫で加療中に血便が出現した.大腸内視鏡検査で,直腸に径8mm大の表面平滑な黄色調の無茎性隆起と,径20×10mm大の結節集簇様病変を認めた.血液疾患を合併していたため,内視鏡的粘膜切除術を施行した.前者の組織診断はカルチノイド,後者は,腺管腺腫であった.一般にカルチノイドと結節集簇様病変とは,内視鏡的治療の適応について議論の多いところであり,文献的考察を加え報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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