庄原赤十字病院内科
広島大学第1内科
鳥取大学第1病理
1994 年 36 巻 1 号 p. 58-64_1
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症例は83歳女性で,咽頭異常感を主訴に来院した.腫瘤の吐出の既往があった.上部消化管内視鏡では頸部食道に有茎性粘膜下腫瘍を認めた.CT値はマイナス,超音波内視鏡では高エコーであり,脂肪腫を疑った.全麻下に気道確保のうえ硬性食道鏡を用い腫瘤(10.5×3.5cm大)を摘出した.病理診断は脂肪腫であった.食道脂肪腫は有茎性で頸部食道に発生することが多いが,診断には超音波内視鏡,CTが極めて有用と考えられた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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