日本消化器内視鏡学会雑誌
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副乳頭部腫瘤2例の細径プローブによる超音波診断
藤本 正夫中澤 三郎山雄 健次芳野 純治乾 和郎山近 仁印牧 直人若林 貴夫平野 謙三好 広尚貫名 英之杉山 和久
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1994 年 36 巻 10 号 p. 2041-2049

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抄録

副乳頭部腫瘤2例に対し従来型の超音波内視鏡および20 MHz細径超音波プローブを用いた超音波検査を行い,このうち1例は内視鏡的粘膜切除術(ER)により完全切除した.切除標本は膵組織とBrunner腺組織からなっていた.細径超音波プローブでは,従来型の超音波内視鏡よりもさらに組織像に忠実な超音波像が得られた.また,生理食塩水注入後の細径超音波プローブによる走査は,ERの適応決定に有用であった.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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