北陸中央病院外科
富山医科薬科大学寄生虫学教室
1994 年 36 巻 5 号 p. 1008-1011_1
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
内視鏡的に観察した蟯虫症の3例を経験した.3例とも,人間ドックのS状結腸内視鏡検査で発見された.うち1例は肛囲掻痒を自覚していたが,他2例は無症状だった.3例とも,観察できた範囲内の腸管粘膜に異常はなかった.蟯虫は腸管粘膜に影響を及ぼさないと言われているが,その実態は明らかにされていない.今後,大腸内視鏡検査の普及に伴い,内視鏡的に観察された蟯虫症の症例が増加し,腸管内での生態が明らかになると考えられる.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら