日本消化器内視鏡学会雑誌
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細径型超音波プローブにて観察し得た十二指腸カルチノイドの1例
天野 和雄瀬古 章杉山 宏近藤 博人市橋 正嘉多羅尾 信後藤 明彦
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1994 年 36 巻 5 号 p. 978-985

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抄録

超音波内視鏡にて検討された十二指腸カルチノイドは少なく,細径型超音波プローブでの検討例はない.今回,生検にて診断された十二指腸球部前壁の小カルチノイドに対し細径型超音波プローブにて観察しえた1症例を経験した.症例は68歳男性で主訴は悪心.細径型プローブの観察では壁の第2,3層に境界の鮮明な低エコーの病変として描出され,病変部は局所切除した.細径型超音波プローブは使用も簡便で診断上有用であった.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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