自治医科大学消化器内科
自治医科大学病院病理部
1994 年 36 巻 5 号 p. 986-991_1
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
60歳男性.幽門輪口側前壁小彎側にIIa+IIc型早期胃癌を認め,ストリップバイオプシーを施行.病理組織学的所見は深達度mの中等度分化型腺癌であった.約5カ月後,同部位に,新たに山田III 型の隆起性病変を認め,完全生検による精査が必要と考え,ポリペクトミーを施行.病理組織学的所見では過形成性ポリープで,癌は陰性であった.本例は,過形成性ポリープの発生機序を考える上でも興味ある症例と思われ,報告した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら