山口大学第1内科
岩国医療センター内科
1996 年 38 巻 1 号 p. 92-98_1
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は66歳女性.昭和58年に進行胆嚢癌の診断で胆嚢および肝床部切除術を受けている.平成6年,心窩部痛・嘔吐を認め,ERCPで中部胆管に隆起性病変を指摘された.経口胆道鏡では表面微細顆粒状の乳頭状腫瘤を認め,その他の画像診断と総合して胆管癌と術前診断した.病理組織学的には深達度fmの乳頭状腺癌であった.本症例は,胆嚢癌の術後11年目に異時性重複発症した早期胆管癌で,本邦第6例目の報告例である.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら