日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
早期胃形質細胞腫の1例
横溝 肇勝部 隆男山口 健太郎石川 信也成高 義彦矢川 裕一芳賀 駿介小川 健治梶原 哲郎大井 至相羽 元彦
著者情報
ジャーナル フリー

1996 年 38 巻 10 号 p. 2420-2424_1

詳細
抄録

 症例は61歳,女性.主訴は心窩部痛.軽快再燃を繰り返す前庭部の多発潰瘍のため当科紹介.生検標本では確定診断が得られなかったが,内視鏡的粘膜切除標本の免疫組織学的検索にてIgMλ型の形質細胞腫と診断.A領域中心の胃形質細胞腫の診断で,幽門側胃切除術を施行した.深達度はsmでリンパ節転移を認めなかった.

著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top