京都府立医科大学第3内科
京都市立病院内科消化器
1997 年 39 巻 10 号 p. 1823-1828
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症例は77歳女性で,右季肋部痛,発熱,黄疸を主訴に受診した.各種画像検査で胆嚢と肝内胆管に一致した広範なガス像を認め気腫性胆嚢炎と診断した.保存療法で全身状態は改善したが,腫瘍の存在が完全には否定できず外科手術を施行し,胆嚢体部に結節浸潤型の低分化型管状腺癌を認めた.広範なガス像を呈した気腫性胆嚢炎を合併し,術前に胆嚢癌の診断が困難であった症例を経験したので,本邦報告例からの考察も加え報告する.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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