日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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大腸内視鏡検査を施行した病原性大腸菌O157による腸炎成人発症の2例
渡辺 憲治松本 誉之中村 志郎藤次 京子谷口 道代佐田 玲子小池 一成押谷 伸英大川 清孝北野 厚生小林 絢三
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1997 年 39 巻 6 号 p. 1113-1118

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抄録
 大腸内視鏡検査を施行した病原性大腸菌O157による腸炎の2例を報告した.症例1は60歳女性,下行結腸に縦走潰瘍を認めた.症例2は18歳女性,回盲部を中心に潰瘍の多発と浮腫による管腔の伸展不良を認めた.下血の精査目的で行われる本疾患の内視鏡では,病期や重症度,観察範囲などにより,虚血性腸炎や他の感染性腸炎と鑑別を要する多彩な内視鏡像を認める可能性があり,便培養などと併せ鑑別診断することが肝要と思われた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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