日本消化器内視鏡学会雑誌
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肺癌肉腫の空腸転移による消化管出血の1例
磯本 一松永 圭一郎下川 功竹島 史直大曲 勝久水田 陽平吉田 彰河野 茂
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1997 年 39 巻 7 号 p. 1254-1259

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抄録
 症例は73歳,男性.肺癌肉腫(腺癌成分と線維肉腫成分から構成)に対し右上葉切除術を施行したが,9カ月後に下血を認めた.小腸造影で空腸に淡いバリウム斑を伴った隆起性病変を認めたため,開腹術が施行された.術中小腸内視鏡にて腫瘤型の腫瘍からの出血を確認し,空腸部分切除術を行った.空腸腫瘍組織は肺癌肉腫の腺癌成分と類似していた.術後66日目に脳出血で死亡した. 小腸転移をきたした肺癌肉腫は文献上5例のみであり,貴重な症例と考え報告した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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