A CASE OF AMOEBIASIS WITH CONTINUATION OF EXCRETING CYSTS

Yukiko TONOE; Katsuhiko HIGASHI; Hiroshi YAMANE; Kazuhisa OKADA; Yoshinori NAKAMURA; Akihiro SAIKA; Satoshi TANIMOTO; Kazushi TSUJIUCHI; Mikio TAKATSUJI; Hisato OKA; Hidekazu ITOU; Shingo NISHIOKA

doi:10.11280/gee1973b.39.1260

シスト排出が遅延した赤痢アメーバ症の1例

外江由希子, 東克彦, 山根広志, 岡田和久, 中村嘉典, 雑賀明宏, 谷本聡, 辻内和司, 高辻幹雄, 岡久渡, 伊藤秀一, 西岡新吾

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ジャーナルフリー

1997 年 39 巻 7 号 p. 1260-1264

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.39.1260

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抄録

　症例,61歳,男性.平成5年11月海外渡航,2週間後下痢粘血便,発熱が出現し,12月17日入院した.血液では炎症反応強陽性,大腸内視鏡検査で直腸,S状結腸に平皿状の厚い白苔を伴う隆起性病変即ちアメーバ性肉芽腫(Ameborna)を認めた.採取した組織より栄養型アメーバを検出し,赤痢アメーバ症と確診した.メトロニダゾールの投与により潰瘍性病変は治癒し,ジロキサニドフロエイトの投与によりシストは陰性化した.

責任著者(Corresponding author)

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