日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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Multiple lymphomatous polyposis様所見を呈した悪性リンパ腫の1症例
福士 幸彦本郷 進一郎大村 圭司福地 敏彦有馬 健松本 和則佐藤 英章森 吉臣Kazuo KAMII
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1997 年 39 巻 9 号 p. 1591-1596

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抄録

症例63歳男性,水様性下痢および下腹部痛を主訴に来院した.入院時,両側頸部に軽度のリンパ節腫脹を,下腹部に圧痛を認めた.消化管造影および内視鏡検査で,胃では粘膜皺襞が肥厚し,また腸管のほぼ全域で,山田1~II型の小隆起性病変が多発していた.胃,大腸からの生検でB細胞型非ホジキン悪性リンパ腫を認め, MLPを呈した悪性リンパ腫と診断した.化学療法を行い,消化管の隆起性病変と頸部リンパ節の腫脹は著明に縮小した.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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