福井医科大学第3内科
金沢大学医学部第2病理
1998 年 40 巻 10 号 p. 1897-1903
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症例は24歳女性.16歳時に潰瘍性大腸炎(UC)と診断され20歳で緩解に至ったが,肝胆道系酵素の上昇を認め当科受診.ERCPにて肝内外胆管の非連続性狭窄および拡張像を,肝生検にて胆管周囲の繊維化像を認め,UCに併発した原発性硬化性胆管炎(PSC)と診断した.本例ではUDCAとステロイドの併用療法が効果的であった.両疾患の合併は本邦では比較的まれで,ステロイド有効例の報告も少なく,貴重な経験と考えられた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
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