日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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嚥下困難を呈した多彩な形態を示す食道Mucosal bridgeの1症例
山下 由美子窪田 伸三真砂 美佐藤田 幹夫魚川 裕加福井 広一三浦 正樹小出 亮由宇 芳才中村 哲也入江 一彦
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1998 年 40 巻 2 号 p. 175-180

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抄録
症例は77歳男性,62歳時に十二指腸潰瘍で胃部分切除術を施行.1年前より嚥下困難及び摂食時の吐出性嘔吐が出現,肺炎を併発し入院.内視鏡検査では,中下部食道にろう孔開口部を思わせる小孔や線状の亀裂を伴う膜状のrnucosal bridgeを,下部食道には食道内腔を二分するように紐状のmucosal bridgeを形成しており,多彩なmucosal bridgeを認めた.内視鏡的に高周波電流でmucosal bridgeを切離切開したところ嚥下困難は軽快し,固形物の摂取が可能となった.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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