日本消化器内視鏡学会雑誌
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膵管内生検で術前診断できた膵管内乳頭腺腫の1切除例
沖野 秀宣山口 幸二松永 浩明横畑 和紀千々岩 一夫高嶋 雅樹Takashi UEKI田中 雅夫
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1998 年 40 巻 3 号 p. 602-606

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抄録
 今回,ERCP及びERCP下のbiopsyが,膵管内の微小隆起性病変の発見及び術前診断に有効であった膵管内乳頭腺腫の1切除例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.症例は84歳の女性.近医にて,肝機能の悪化を認めたため精査加療目的にて当科紹介入院となった.超音波検査,CT,MRではいずれも膵に病変を認めず,ERCP及びMRCPにて膵頭部の主膵管内に微小隆起性病変を認めた.ERCP下のbiopsyにて,膵管内乳頭腺腫と診断され,十二指腸温存膵頭部切除術を施行した.切除標本では主膵管内に0.8×0.7cmの「イクラ状」の隆起性病変を認めた.最終病理診断は膵管内乳頭腺腫であった.
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