奈良県立五條病院内科
奈良県立五條病院中央臨床検査部
奈良県立医科大学第3内科
1999 年 41 巻 11 号 p. 2374-2381
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症例は79歳,男性.主訴は熱い飲食物摂取後の前胸部痛,嚥下障害.内視鏡検査で,食道全長にわたって浮腫と多発する浅い潰瘍性病変,さらに粘膜剥離を認め,剥離性食道炎と診断,下部食道の狭窄を合併していた.超音波内視鏡像では,全周性に壁肥厚と層構造の不明瞭化を認めた.H2プロッカーと粘膜保護剤の投与,また狭窄に対してバルーン拡張術を行い,自覚症状は著明に改善,治療後1および4カ月の内視鏡所見も改善した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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