日本消化器内視鏡学会雑誌
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腹部衝撃により出血性ショックをきたしたMallory-Weiss症候群の1例
山科 哲朗赤澤 修吾丸山 裕二階堂 ともみ大久保 俊一西堀 恭樹中村 とき子新津 洋司郎
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1999 年 41 巻 2 号 p. 166-168

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抄録
 症例は79歳,男性.孫との遊びの最中に腹部に強い衝撃を受け,翌朝突然の吐血をきたしショック状態で入院となった.緊急内視鏡検査では食道胃接合部粘膜に広く離開した裂創を認めた.発症の経緯から推測して急激な腹圧の上昇を起因としたMalloly-Weiss症候群と診断し,内視鏡的止血術を施行した.本症候群の止血法にはクリップ法が有効であり,また診断の際には食道破裂との鑑別のため慎重な臨床経過の観察が必要であると考えられた.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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