日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
上部消化管限局性と考えられたAA型アミロイドーシスの2例
山根 建樹加藤 弘之並木 禎尚石井 隆幸中村 眞古谷 徹大久保 至藤瀬 清隆川村 忠夫小泉 大樹増田 勝紀小林 正之戸田 剛太郎
著者情報
ジャーナル フリー

2001 年 43 巻 4 号 p. 847-853

詳細
抄録
 無症状で検診を契機に発見されたAA型の消化管アミロイドーシスの2例を経験した.1例は十二指腸下行脚に内視鏡的に粗造な粘膜とAA型としては非典型的なAL型様の多発性粘膜下腫瘍様隆起がみられ,もう1例は胃体部大彎を中心に内視鏡上細顆粒状の粘膜が認められた.生検組織所見からAA型と診断されたが,両者とも基礎疾患がみられず原発性と考えられ,さらにAA型では今までに報告例がみられないが限局性と考えられた.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top