日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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胃・十二指腸悪性狭窄症例に対するステント留置の経験
平山 敦岡 俊州岡村 圭也阿部 環長川 達哉宮川 宏之藤永 明須賀 俊博野村 直弘近藤 敦石川 邦嗣
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2003 年 45 巻 5 号 p. 976-983

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抄録
1998年より2001年までの胃・十二指腸悪性狭窄症例,12例に対し,self expandable metalic stent(SEMS)留置を実施した.全例で狭窄解除に成功,自覚症状改善とともに食事摂取が可能となり,良好なQuality of life(QOL)が得られた.また偶発症として,1例に敗血症性ショックT2例にmigration,工例に嘔気.嘔吐の残存,1例に腹部重苦感,吃逆を経験した.偶発症に対する対策として,病巣部感染が疑われる場合や狭窄区間の長い場合(今回経験した症例は13cm)には,SEMS留置施行については慎重であるべきである.また化学療法無効例では早期再閉塞の可能性があり,Coveredstentによる対処が必要である.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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