A CASE OF BLUE RUDDER BLEB NEVUS SYNDROME WITH LONG-TERM FOLLOW-UP AND ENDOSCOPIC TREATMENT OF ALIMENTARY TRACT HEMANGIOMAS

Kazunori YOSHIKAWA; Daizaburo HIRATA; Yoshinori OHNO; Yasuhiko KAWAHARA; Yoko AKIYAMA; Takashi NAKANISHI; Hiroo SHIRAKAWA; Yousuke KAWASAKI; Goso YAMAMOTO; Wataru YASUI

doi:10.11280/gee1973b.46.2272

消化管血管腫に内視鏡的治療を行い長期経過観察が可能であったblue　rubber　bleb　nevus　syndromeの1例

吉川一紀, 平田大三郎, 大野芳敬, 河原泰彦, 秋山陽子, 中西崇, 白川寛夫, 川崎陽介, 山本剛荘, 安井弥

著者情報

吉川一紀
広島市立舟入病院内科
平田大三郎
広島市立舟入病院内科
大野芳敬
広島市立舟入病院内科
河原泰彦
広島市立舟入病院内科
秋山陽子
広島市立舟入病院内科
中西崇
広島市立舟入病院内科
白川寛夫
広島市立舟入病院内科
川崎陽介
広島市立舟入病院内科
山本剛荘
広島市立舟入病院内科
安井弥
広島大学大学院医歯薬学総合研究科探索医科学

キーワード: 消化管血管腫, 内視鏡的治療

ジャーナルフリー

2004 年 46 巻 10 号 p. 2272-2278

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.46.2272

詳細

抄録

　症例は15歳の女性.2歳時に左膝海綿状血管腫の手術既往あり,皮膚血管腫と鉄欠乏性貧血を認め,消化管精査にて胃・大腸血管腫を認めたためblue rubber bleb neeus sylldromeと診断した.内視鏡的粘膜切除・エタノール局注により血管腫消失をみた.以後新たに出現する胃・大腸血管腫に内視鏡的治療を行い,開腹せずに10年間経過観察した.本症の消化管血管腫に対する内視鏡的治療は安全かつ有用治療法と思われた.

責任著者(Corresponding author)

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