日本消化器内視鏡学会雑誌
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出血源と考えられた十二指腸脂肪腫の1例
高橋 祥秋山 剛英女澤 慎一小池 和彦平田 健一郎本間 久登古川 勝久勝木 伸一安達 主税
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2006 年 48 巻 2 号 p. 191-197

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抄録
症例は66歳の女性.進行する四肢麻痺と貧血を認め当院内科に紹介された.入院して精査中に黒色便を認めたため,同消化器病センターへ転科し上部消化管内視鏡検査を施行した.その結果,食道と胃には出血源を認めなかったが,十二指腸球部に有茎性で頂部に2個の潰瘍を有する粘膜下腫瘍を認めた.小腸造影にて明らかな病変を認めず,同部位からの出血と判断した.超音波内視鏡では,腫瘍内部に均一な高エコー像を認め,十二指腸脂肪腫と診断した.患者と家族への厳重なインフォームドコンセントの後に,内視鏡的ポリペクトミーを施行した.病変の大きさは13×12mmであり,組織学的に脂肪腫と診断された.切除後の経過は良好で,貧血も改善した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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