日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
Print ISSN : 0387-1207
ISSN-L : 0387-1207
原因不明の難治性腹水に対し腹腔鏡が有用であった2例
川崎 健太郎市原 隆夫後藤 直大土田 忍味木 徹夫松本 逸平藤野 泰宏鹿股 直樹宮崎 博之生田 肇黒田 嘉和
著者情報
ジャーナル フリー

2006 年 48 巻 2 号 p. 198-203

詳細
抄録
症例1は62歳男性.難治性腹水に対し腹腔鏡を施行.腹膜に散在する白色の粗大結節を認めた.生検で腹膜悪性中皮腫と診断された.症例2は64歳男性.腹水の精査目的で腹腔鏡を施行.臓器は硬く厚い白色の被膜に覆われていた.組織診は非特異的慢性炎症で被嚢性腹膜硬化症と診断された.培養結果による抗生剤投与で腹水の減少および炎症所見の改善がみられた.原因不明の難治性腹水に対し腹腔鏡は有用であると考えられた.
著者関連情報
© 社団法人日本消化器内視鏡学会
前の記事 次の記事
feedback
Top