日本消化器内視鏡学会雑誌
Online ISSN : 1884-5738
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特発性血小板減少性紫斑病に合併し,血腫の経過観察を行った出血性腸炎の1例
藤井 寿仁高岡 亮田川 善啓吉田 勝紀大宮 美香岡崎 和一
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2006 年 48 巻 3 号 p. 322-328

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抄録
症例は68歳女性.糖尿病,高血圧にて近医通院加療中に血小板数の減少を認め当院に紹介され,諸検査にて特発性血小板減少性紫斑病と診断された.下腹部痛,新鮮下血を認め入院.大腸内視鏡検査で下行結腸から直腸にかけて発赤調粘膜および血腫の多発を認めた.保存的治療により症状および内視鏡所見の改善を認めたために退院した.
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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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