A CASE OF DEPRESSED-TYPE DUODENAL ADENOMA REMOVED BY ENDOSCOPIC MUCOSAL RESECTION (EMR)

Kenji YAMAZAKI; Hiroshi ARAKI; Yasuhiro OSHIMA; Makoto SHIRAKI; Hideki FUKUSHIMA; Ichiro YASUDA; Masahito NAGAKI; Tomohiro KATO; Hisataka MORIWAKI; Yoshinobu HIROSE

doi:10.11280/gee1973b.48.1228

十二指腸陥凹型腺腫の1例

山崎健路, 荒木寛司, 大島靖広, 白木亮, 福島秀樹, 安田一朗, 永木正仁, 加藤則廣, 森脇久隆, 廣瀬善信

著者情報

山崎健路
岐阜大学附属病院消化器内科
荒木寛司
岐阜大学附属病院消化器内科
大島靖広
岐阜大学附属病院消化器内科
白木亮
岐阜大学附属病院消化器内科
福島秀樹
岐阜大学附属病院消化器内科
安田一朗
岐阜大学附属病院消化器内科
永木正仁
岐阜大学附属病院消化器内科
加藤則廣
岐阜大学附属病院消化器内科
森脇久隆
岐阜大学附属病院消化器内科
廣瀬善信
岐阜大学附属病院病理部

キーワード: 十二指腸腺腫, 内視鏡治療

ジャーナルフリー

2006 年 48 巻 6 号 p. 1228-1232

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.48.1228

詳細

抄録

症例は51歳,男性.検診で上部消化管内視鏡検査が施行され,十二指腸下行部にIIc様の陥凹型病変が認められ当院紹介となった.病変は3mm大で,陥凹面は周囲粘膜と比し軽度赤色調を呈し,陥凹辺縁の不整像や陥凹面の顆粒状所見は認められなかった.内視鏡所見からは腺腫と粘膜内癌との鑑別が困難であり,内視鏡的粘膜切除術を施行した.病理組織診断は中等度の異型を伴う管状腺腫であった.治療経過中に重篤な合併症はみられなかった.

責任著者(Corresponding author)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）