和歌山労災病院外科
2007 年 49 巻 8 号 p. 1815-1820
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
症例は82歳男性で,突然の胸痛にて救急受診となり,特徴的な画像所見から特発性食道破裂と診断した.治療は経腹的アプローチ手術を選択し,術中上部消化管内視鏡によって穿孔部を確認した後に,内視鏡的クリッピング閉鎖を施行した.われわれの文献的集計では,特発性食道破裂に対する内視鏡的クリッピング治療の報告はなかった.本例のような重症例にも,術中内視鏡的診断と治療の併用により,低侵襲で安全に手術を行えた.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら