東京慈恵会医科大学外科学講座
健仁会益子病院外科
東京慈恵会医科大学二病理学講座
2007 年 49 巻 8 号 p. 1827-1831
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胃小細胞癌は予後不良だが,経過観察の報告はない.急速に増大し形態変化とともに肝転移,癌性腹膜炎を来した胃小細胞癌例を報告する.症例は77歳男性.吐血を主訴に内視鏡にて粘膜下腫瘍様2型胃癌を認めた.生検にて小細胞癌であった.手術拒否のため経過観察となった.7週間後腫瘍は増大し,周堤自壊し1+3型巨大胃癌となった.腹部CTおよび超音波検査にて肝転移,癌性腹膜炎を認め,癌性胸膜炎による呼吸不全にて死亡した.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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