自衛隊中央病院消化器内科
自衛隊中央病院外科
2007 年 49 巻 8 号 p. 1832-1838
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食道扁平上皮癌の小腸転移により腸閉塞症を来した1例を経験した。症例は44歳男性.嚥下困難を主訴に諸検査行い,頸部及び胸部上部食道癌T3N4M0 Stage IVaの診断で,放射線化学療法を実施した.治療後の腹部CTにて腹腔内腫瘤を認め,その約1カ月後に腸閉塞症状が出現し保存的治療を行うも改善せず手術を施行した.切除標本の病理所見にて食道癌空腸転移と診断した.食道癌の小腸転移は極めてまれであり,文献的考察を加え報告する.
日本胃カメラ学会機関誌
日本内視鏡学会誌
日本内視鏡学会雑誌
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