TWO CASES OF COLONIC EROSION FORMED BY A CLIP THAT WAS PERFORMED FOR DIVERTICULUM BLEEDING

Ryu NISHIYAMA; Akifumi OGIHARA; Souichirou OOTA; Shun KOBAYASHI; Masahiko OONISHI; Toshikazu WATANABE; Akitake UNO; Takeshi OOTANI; Ariyoshi IWASAKI; Mituhiko MORIYAMA; Yasuyuki ARAKAWA

doi:10.11280/gee1973b.50.34

回盲部憩室の止血処置に用いたクリップが原因でビランを形成した2症例

西山竜, 荻原章史, 太田壮一郎, 小林駿, 大西雅彦, 渡辺俊一, 宇野昭毅, 大谷豪, 岩崎有良, 森山光彦, 荒川泰行

著者情報

西山竜
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
荻原章史
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
太田壮一郎
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
小林駿
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
大西雅彦
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
渡辺俊一
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
宇野昭毅
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
大谷豪
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
岩崎有良
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
森山光彦
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野
荒川泰行
日本大学内科学系消化器肝臓内科分野

キーワード: 憩室出血/止血クリップ/術後合併症

ジャーナルフリー

2008 年 50 巻 1 号 p. 34-39

DOI https://doi.org/10.11280/gee1973b.50.34

詳細

抄録

止血クリップによる憩室出血の止血法は確立された安全性の高い手技である.しかしクリッピングが原因と思われる合併症の報告も存在する.今回われわれは回腸末端および回盲弁近傍の上行結腸の憩室出血症例に対し,クリップによる止血処置を行った後,クリップが原因と考えられるびらんを形成した症例を経験した.適切なクリップの使用が回盲部付近の出血性病変に対して,また抗血栓療法中の患者に対して重要であると考えられた.

責任著者(Corresponding author)

訂正情報

J-STAGEへの登録はこちら（無料）