日本消化器内視鏡学会雑誌
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内視鏡検査施行5日後に発症したS状結腸穿孔の1例
松崎 圭祐楠目 健一山本 正樹川野 豊一三浦 修
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2008 年 50 巻 1 号 p. 40-45

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抄録

症例は75歳の男性.大腸内視鏡検査施行5日後に,突然の下腹部痛と暗赤色の下血を認めて受診.内視鏡検査にてS状結腸の腸間膜側に深い潰瘍と結腸壁の壊死を認め,緊急手術を施行した.大腸内視鏡検査の重要な合併症の一つとして,消化管穿孔があげられる.本症例は,検査1週間前から抗血小板薬を休薬していたが,検査直後に内服を再開した.これが一因で出血により発症したと考えられる遅発性S状結腸穿孔の1例を経験したので報告する.

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© 社団法人日本消化器内視鏡学会
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