抄録
性的マイノリティとは同性愛者, 両性愛者, 性同一性障害者と, 性分化疾患の人たちの総称である. 性的マイノリティの人たちに対する理解は少しずつ進んでいるが, 差別や偏見は残っており, 適切な医療が受けられないことも少なくない. 私たちは2015年6月第6回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会で「性的マイノリティ患者のための医療を考える」というテーマでワークショップを実施した. この中で性的マイノリティの人たちの支援やケアに関わっている講師が, それぞれの立場で医療現場を含めた社会で経験する困難, 医療者として必要な心構えについて講演を行った. 性的マイノリティ患者のための医療を考えるうえで有用な内容と考え報告する.