日本プライマリ・ケア連合学会誌
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演習型講習会により抽出された薬剤師の在宅業務の課題
大嶋 繁山田 真理絵根岸 彰生大島 新司齋木 実小林 大介
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2016 年 39 巻 3 号 p. 175-178

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抄録

薬剤師の在宅業務の充実を目的として, 在宅患者の症例を基に作成したシナリオおよび高機能患者シミュレータを用いた『フィジカルアセスメントアドバンス講習会』を行った. その際シナリオを用いた演習を行い, 薬剤師が在宅で実施すべき項目 (在宅業務必須項目) の実施率 (実施者数/受講者数) を, 訪問薬剤管理指導料の算定要件等を基に作成したチェックシートを用いて調査したところ, 項目ごとの差が大きかった. 本調査結果から薬剤師が在宅業務を実施する上で, 患者の生活を支えることを意識した薬学的管理業務のトレーニングの必要性が示唆された.

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© 2016 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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