日本プライマリ・ケア連合学会誌
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原著(研究)
小規模多機能型居宅介護を利用した高齢者の終末期における看護師の活動の特徴
片平 伸子塚崎 恵子
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2018 年 41 巻 2 号 p. 45-52

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抄録

目的:小規模多機能型居宅介護(以下,小多機)を利用した高齢者の終末期における看護師の活動の特徴を明らかにし,小多機を利用した効果的な終末期ケアについて検討する.

方法:小多機所属の看護師16名に半構成的面接調査を行い,質的記述的に分析した.

結果:小多機利用者の終末期における看護師の活動として『日常的な生活スタイルを維持しながら高齢者と家族が終末期を共に過ごせるよう支援』『高齢者が死にゆく過程に対応できるよう家族・介護者を支援』『高齢者・家族の終末期についての希望の明確化とその実現に向けた支援』『高齢者・家族の希望や病状に適した医療体制の調整』の4コアカテゴリが抽出された.

結論:高齢者や家族が終末期についての希望を明確にできるよう働きかけ,日常的な生活の維持から医療体制の調整までを家族や介護職も含め,看護師が支援することが高齢者がなじみのある地域で最期を迎えることに貢献すると考えられた.

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© 2018 一般社団法人 日本プライマリ・ケア連合学会
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