ニューヨーク市立大学/国立民族学博物館(大阪)
2014 年 146 巻 p. 1-12
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手話における構成要素の順序は,その手話の周りで話される音声言語のものとしばしば類似する。このことは,手話の言語的系統と,音声言語の系統が異なる場合にも起こりうる。構成要素の順序は,豊かな一致要素やゼロ照応といった,手話の文法規則に関わる要因,あるいは主題化などのプロセスに因り,必ずしも固定していない。本論文では,視覚によるコミュニケーションによって,構成要素の順序の違いが制約されたり,可能性が増えたりする場合をいくつか取り上げて論じる。
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