開放的なサンゴ礁域における有機無機炭素生産量の見積もり

抄録

沖縄県瀬底島サンゴ礁域の環境を調べるために、その海域においてYSIゾンデ水質計、電磁流向流速計、風向風速計、光量子計を設置し、水温、塩分、溶存酸素、pH、水深、流速、風速、光量を計測し、時系列変動を調べた。得られたデータより、計算によって全炭酸、全アルカリ度を求め、さらにこれらよりサンゴ礁域の有機無機生産量を見積もる。定期的な海洋観測を行うことで、サンゴ礁上における海水変動要因を決定し、最終的に炭素循環モデルを構築することが本研究の目的である。