日本地球化学会年会要旨集
2004年度日本地球化学会第51回年会講演要旨集
セッションID: 1C10
会議情報

生物
純粋培養と共生培養におけるメタン生成菌の水素同位体分別について
*吉岡 秀佳坂田 将鎌形 洋一
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
メタンハイドレートや天然ガス田における微生物によるメタン生成に関しては、主に二酸化炭素還元と酢酸分解の2つの経路が重要である。両者は、メタンの安定同位体比の分布によって識別できると考えられているが、矛盾するデータもあり、その有効性が疑われている。そこで我々は、メタンの生成経路と安定同位体比の関係を実験的に再検討する必要があると考えて、メタン生成菌を培養して同位体比分別を評価することを研究目的としている。今回は、二酸化炭素還元型のメタン生成菌を純粋培養した場合と、バクテリアと共生培養した場合とで水素同位体比分別を評価したので紹介する。
著者関連情報
© 2004 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top