抄録
国際海洋環境情報センター(GODAC)では、昨年度本会において、リンク機能を活用した「複合型 DB」構築のプロトタイプとして概念を紹介したが、「浮遊性有孔虫データベース」として、今年4月から公開を開始したので、そのデータベース構成や機能について報告する。
「浮遊性有孔虫データベース」の特徴として、生体画像・電子顕微鏡画像、生体映像等がダウンロード可能であり、さらには、サムネイル画像とメタ情報を照らし合わせることにより、有孔虫について専門でない利用者にとっても、視覚的に有孔虫の同定がしやすい電子図鑑的なナレッジベースとなっている。
今回は、昨年度の試作からの変更点や、データベースの特徴、構成などの本格運用版について紹介する。