抄録
(1)近年大気中の二酸化炭素濃度への関心は高くなっている。しかし、中学高校の生徒の意識ではやや弱いと思う。生徒たちの納得できる分析手法でCO2ppmが求められないために、やや他所事という感覚があると思う。(2)そこで我々は生徒たちの分析手法である程度正確にその値を決めることができる。この分析法も紹介している。(3)その一方で東京練馬の校庭でCO2の連続測定を非拡散型の赤外線方式によって測定し、ネット上に公開している。(4)これまでの約3年にわたる測定からいくつかの知見を得たのでそれを発表する。なお、ネットに載せるためのプログラムは武蔵高卒業生の浜野省吾君による。